安田倉庫、生成AIで書類を自動データ化するHacobuのAI-OCRサービスを東京・平和島センターに導入

安田倉庫、生成AIで書類を自動データ化するHacobuのAI-OCRサービスを東京・平和島センターに導入

手書きや欄外メモも読み取り可能、全社への拡大も視野

安田倉庫とHacobuは6月2日、安田倉庫がHacobuのAI-OCR(AIを活用した文字読み取り)サービス「MOVO Adapter」(ムーボ・アダプター)を導入したと発表した。

MOVO Adapterは生成AIを使って書類の内容を読み取り、必要な情報を自動でデータ化している。人が行っていた入力作業を減らせるほか、一次情報をデータ化することで後続の業務効率化にもつながるとみている。

安田倉庫の現場では従来、入出荷依頼書の形式は取引先によって異なり、定型書類はデータ化を進めてきましたが、中には二重線での手書きの訂正や欄外の追記、形式が定まっていない書類も存在している。

「非定型書類」は読み取りの自動化が難しく、担当者が内容を確認しながらシステムに入力せざるを得なかったため、Hacobuのサービス導入を決めた。

従来のAI-OCRは書類ごとに「配送日」「品名」など読み取り位置をあらかじめ設定しておく必要があったが、MOVO Adapterはそうした設定をしなくても「これは住所」「品名」とAIが内容を読んで理解し、必要な情報を自動で抽出している。

導入したのは東京・平和島の「平和島営業所」で、4月20日に稼働を開始。入出荷依頼書を対象に、生成AIが依頼書の内容を読み取り、データ化してCSV形式で出力している。

安田倉庫グループは2021年、Hacobuの配車受発注・管理サービス「MOVO Vista」(ムーボ・ヴィスタ)を8拠点に導入し、運送依頼や請求書作成の業務量を大きく削減することに成功した。

「MOVO Adapter」も効果を踏まえながら、今後は全社に展開していくことを検討する。並行して、読み取ったデータを倉庫管理システム(WMS)や送り状作成システムと連携させて手入力を減らし、その後の業務をスムーズに進められる環境を整備したい考え。

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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