アルファレオ、乾汽船株を26・86%まで買い増し

アルファレオ、乾汽船株を26・86%まで買い増し

「状況に応じて経営陣への助言や重要提案行う」と保有目的説明

乾汽船の筆頭株主となっている資産運用会社のアルファレオ(東京)が、株式を8月8日時点で26・86%まで買い増したことが、関東財務局に8月15日付で提出した訂正報告書で明らかになった。従来は25・86%だった。

訂正報告書によると、アルファレオは6月10日から8月8日にかけて、株式市場内で計43回にわけて乾汽船株式を取得した。相対取引とみられる。取得費用は約49億2900万円で、このうち40億円は三菱UFJ、三井住友、みずほのメガバンク3行からの借入金を充て、残りは自己資金で賄っている。

アルファレオは保有目的として「純投資が基本であるが、状況に応じて経営陣への助言や重要提案行為を行う」と説明している。

アルファレオは乾汽船が今年6月に実施した定時株主総会で、取締役再任や買収防衛策導入に反対の議決権を行使、同社経営陣との対立姿勢を鮮明にしていた。

(藤原秀行)

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