マゼックスと石川エナジーリサーチ、国産の産業用ドローン活用拡大へ提携

マゼックスと石川エナジーリサーチ、国産の産業用ドローン活用拡大へ提携

建設・土木・林業・防災・点検・調査分野の省力化推進

産業・農業用ドローンを手掛けるマゼックス(大阪府東大阪市)とドローン開発を担う石川エナジーリサーチ(群馬県太田市)の両社は7月16日、産業用ドローン分野で業務提携したと発表した。

マゼックスが展開する運搬用ドローン「軽助」シリーズと、石川エナジーリサーチが開発・製造する産業用ドローン「ビルドフライヤーchrome」を活用し、建設・土木・林業、災害調査、防災、点検、測量、施設管理など、さまざまな産業分野でドローン活用の拡大を図る。


多用途型高積載ドローン「軽助25」

石川エナジーリサーチは、企画・設計から製造、アフターサポートまでを国内自社一貫体制で行う「純国産」の産業用ドローンメーカーとして活動。同社が開発した高性能機体「ビルドフライヤーchrome」は、測量や点検、災害調査など、極めて高い信頼性が求められる業務で安全かつ確実な運用を実現できるという。

同機体は過酷な環境に耐えうるタフな性能と、現場用途に即座に対応できるカスタマイズ性を備えている。独自の軽量かつ高剛性な構造により、最大20m/sの強風下でも卓越した飛行安定性を発揮し、IP23の防水性能により雨天時の飛行も可能。

無積載で約40分、最大4.4kgのペイロード搭載時でも約25分という長時間のフライトを実現。搭載機材は柔軟に変更でき、ミラーレス一眼や赤外線カメラ、高精度レーザー測量機から、災害対策ユニット、遠隔運用を可能にするLTE(携帯電話通信網)対応物流セットまで、多彩なニーズに対応できるようにしている。

さらに、より緻密な運用を求める現場向けに、高度な安全・制御機能もオプションで用意。数センチ単位の正確な位置情報を取得する「RTK測位システム」がずれのない自動飛行を可能にし、「水平360°障害物センサー」が機体周辺の衝突リスクを回避する。

各機能と強靭な機体性能を組み合わせることで、気象条件や地形が激しく変動する日本の産業現場でも安全に業務を遂行することを可能にしている。


ビルドフライヤーchrome

マゼックスが持つ農業・林業分野での現場提案力や運搬用ドローン分野で培ってきた知見と、石川エナジーリサーチが持つ産業用ドローンの開発・製造技術を組み合わせ、両社は建設・土木・林業・防災・点検・調査分野におけるドローン活用の提案を強化する。

マゼックスは現在、林業・再造林分野における運搬用ドローンの展開も進めており、両社は今後、「調査・確認」と「運搬」を組み合わせた、より実践的な現場支援型の提案を推進する。

近年、林業、再造林、災害対応、山間部での資材運搬といった分野でドローン活用への関心は一層高まっており、特に林業分野は苗木や資材の運搬、森林状況の確認、作業道や法面の点検、災害発生後の現地確認など、従来は人手と時間を要していた作業の省力化と安全性向上が求められている。

(藤原秀行)※いずれも両社提供

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