自動車輸入台数日本一の愛知・三河港で米テスラ製EVの陸揚げ開始

自動車輸入台数日本一の愛知・三河港で米テスラ製EVの陸揚げ開始

西日本の玄関口として安定供給の糸口に、取り扱いが国内外28ブランドに拡大

愛知県豊橋市は7月21日、自動車の輸入台数、金額がそれぞれ33年連続日本一の三河港(豊橋市、豊川市、蒲郡市、田原市)で、新たに米Tesla(テスラ)製電気自動車(EV)の輸入が始まったと発表した。

7月6日に、日本でも人気の2車種、計1000台が陸揚げされた。同港で輸出入を行う自動車は国内外合わせて28ブランドに達した。


(豊橋市提供)

Tesla Japan(テスラジャパン)は2010年に日本でEVの販売を開始。現在は3車種を横浜・大黒ふ頭を拠点に輸入している。

販路拡大のため三河港に新拠点を設け、「西日本の玄関口」として位置付けた。三河港では今後、3カ月当たりで約6000台規模の輸入を想定している。

テスラジャパンは複数の輸入拠点を構えることで、自然災害や物流の混乱といった不測の事態にも強い供給網を実現し、安定供給の体制をより確実にしたい考え。

三河港は、関東、関西の二大都市圏のほぼ中央に位置するといった地理的優位性や、三大都市圏で日本最大の自動車産業集積地・愛知県にある点から、自動車輸出入の港として定着してきた。

特に輸入に関しては、数多くのインポーター(自動車輸入企業)に選ばれ、日本に輸入される自動車のおよそ2台に1台が三河港から輸入されているという。

陸揚げ初日の7月6日、豊橋市の神野ふ頭7号岸壁に着岸した自動車運搬船から、SUV(スポーツ用多目的車)の「MODEL YL」と「MODEL Y」が次々と陸揚げされた。車両の整備後、西日本を中心とした顧客に車両を届けるデリバリーセンターに配車される予定。

現在は東京、名古屋、大阪、福岡に加え、仙台で納車が行われていますが、販売台数が昨年と同じ時期に比べ2倍に伸びている国内販売の加速度合いを考慮し、今年はサービスやデリバリー拠点の強化、新設にも力を注ぐ構え。

財務省貿易統計によると、2025年の三河港の輸入台数は18万4079台で、金額は9124億2500万円と輸入台数、金額ともトップ。自動車の輸出台数・輸出額についても全国2位と自動車関連物流で国内トップクラスの規模を誇っている。

日本に輸入される自動車のおよそ2台に1台が三河港から陸揚げされている計算になる。

三河港で輸出入される自動車ブランド(2026年7月時点)

蒲郡地区

(1ブランド)

三菱

明海地区

(5ブランド)

フォルクスワーゲン、アウディ、ベントレー、ランボルギーニ、ポルシェ

田原地区

(2ブランド)

トヨタ、レクサス

神野地区

(20ブランド)

スズキ、ボルボ、レンジローバー、ディスカバリー、ディフェンダー、アバルト、アルファロメオ、シトロエン、DS、フィアット、フィアット プロフェッショナル、ジープ、プジョー、マセラティ、メルセデス・ベンツ、メルセデスAMG、メルセデス・マイバッハ、ヒョンデ、Kia、Tesla

(藤原秀行)

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