リポート:気鋭の運送事業者とスタートアップがタッグを組んだ現場変革[PR]

リポート:気鋭の運送事業者とスタートアップがタッグを組んだ現場変革[PR]

アートバンライン×ネバーマイル
BtoB輸送の成長を支える基幹システムを刷新
緊密な連携で想定外の法改正にも迅速対応

株式会社ネバーマイル

 車両1700台超の規模を持つ運送事業者が成長を持続させる上で、能力が限られていた旧基幹システムの刷新が急務だった。その大役を担ったのは創業間もないスタートアップだったが、両社の緊密な連携で想定外の法改正にも迅速に対応。業務の結果分析などの機能を実現させ、次のステージに進む土台を作り上げた。 (本誌編集部)


深作康太 株式会社ネバーマイル 代表取締役CEO

費用を抑え、効果を最大化

──まず両社の事業内容から伺います。
アートバンライン・別所規至 専務取締役「アートグループホールディングスが100%出資している物流会社としてB to Bの運送事業を担っています。全国に40拠点を構え、車両は1700台を超えています。引越事業のサポートもしていますが、現在は外部のお客さまからの物流受託が売り上げの8割以上を占めています」

ネバーマイル・深作康太 代表取締役CEO「当社は2020年3月に発足しました。物流業や製造業、建設業、小売業など社会基盤を支える産業向けにソフトウエアの構築を手掛けています」

──アートバンラインさんの売上高は20年9月期から5年間で約1・7倍の493億円まで伸びています。その成長の原動力は?
アートバンライン・別所氏「ECのプラットフォーマーの幹線輸送をお手伝いさせていただいていることが大きいですね。ECは物量の繁閑差が大きく、当社は自らリソースを拡充してきました。定期便を含めた増便対応への評価が売上拡大に直結しました。20年以前はまだ1千台に達しておらず、この数年で拠点数と車両数を大きく引き上げました」

──そうした事業の成長を持続させる上で基幹システムが課題になっていたそうですね。
アートバンライン・宮本浩司郎 業務改善室室長「以前は汎用パッケージのシステムを使っていたため、機能が受注と請求に限られ、配車や業務内容の分析ができなかったんです。これだけ売り上げが伸びて車両台数も増えている中ではそうした機能も必要だということで、23年にシステム切り替えに本格的に着手しました」

──基幹システムの刷新は極めて重要な経営事項ですが、なぜ創業から間もないスタートアップに託そうと考えたのですか。
アートバンライン・別所氏「あるシステム会社からご紹介いただいたのがきっかけです。深作さんと初めてお会いした際、対応にスピード感があるとの印象を受けました。当社は外部の変化をしっかりと捉えて事業に生かしていくことを重視しており、基幹システムに関しても根幹を身軽にした上で、あらゆるソフトとAPI連携することで環境変化へ柔軟に対応できるようにしたいと考えていました。そうした当社の要望に柔軟に対応してくれそうだと期待を持てました」

アートバンライン・宮本氏「他にも何社かに依頼しましたが、多様な機能を網羅したオールインワンのパッケージを構築する案が多い中、ネバーマイルさんからは必要最低限の機能に絞り、各ベンダーさんのシステムと連携させることで費用とリスクを抑えながら最も高い効果が得られる提案をいただきました。当社の思いに非常に合った内容でした」

――業務を受けることに不安はなかったですか。
ネバーマイル・深作氏「非常に大きな案件ではありましたが、私はもともと難易度が高いことに挑むのが好きでしたし、ソフトウエアを通してお客さまの業務を良くしたいと考えて創業した経緯もあり、二度とないチャンスだと考えてお引き受けしました」

──25年11月にリリースした新たな基幹システム「ルミナス(LUMINOUS)」の特徴は?
ネバーマイル・深作氏「受注から車組、配送、請求、会計、分析など約350の機能を網羅しています。運行単位、車両単位で収支管理することも可能になりました。システムを利用される方が意識的に早く必要な情報を入力するよう設計するなど、月次決算を早期に確定できる工夫も施しています」


別所規至 アートバンライン株式会社 専務取締役

シンプルに事業を良くしたい

──両社のプロジェクトは円滑に進みましたか。
ネバーマイル・深作氏「アートバンライン大阪本社のオフィスで宮本さんを含めた担当の皆さんと毎週、朝から夕方までシステムの仕様を詰めていました。私をプロジェクトマネージャーに配置するなど、スタートアップの当社を体制の中に組み入れてくださったので、アートバンラインさんの一員として頑張ろうという気持ちでお仕事ができました」

アートバンライン・別所氏「当時は当社内にシステムを熟知した人間が多くはなかったので、業務全般を改善するユニットに直接深作さんに入ってもらい、システム構築を担う事業者と、プロジェクト全体のコントローラーの両建ての立場で業務に当たっていただこうと考えたんです。その点がおそらくプロジェクトを進める上で最も有効だったと思います」
「物流効率化法など物流業界を大きく変革する法律の改正・制定が続き、プロジェクトの当初は想定していなかった対応を迫られるケースが相次ぎました。例えば、元請け運送事業者への実運送体制管理簿の作成義務付けなどです。そうした事態でもネバーマイルさんには臨機応変に対応してもらえました」


宮本浩司郎 アートバンライン株式会社 業務改善室 室長

――大手企業とスタートアップが協業を成功させる上で大事なことは何ですか。
ネバーマイル・深作氏「シンプルにアートバンラインさんの事業をより良くしたいという思いがあったからこそ、会話のベクトルも合致したと考えています。相手とその思いを共有し実現を第一に考えた結果、会話が一致しスピード感を持って進められました。アートバンラインさんが大きく事業を伸ばされる中で、われわれも当時少数だった組織が約60人の規模まで成長しました」

アートバンライン・宮本氏「この3年間は共に疾走し、成長してきたと感じています。自らが希望するイメージを明確にお伝えし、密にコミュニケーションを取ってこられたからこそ乗り切れた面もあります。まだ基幹システムは進化の真っ最中です」

アートバンライン・別所氏「当社は『0123』の看板のあるグループの一員ですが、グループの決裁として『本当に大丈夫か』という声は、当初ゼロではありませんでした。基幹システム刷新の取り組みはチャレンジであり、結果を出すことが何よりの評価になるはずだという同じ思いに立てたのが非常に大きく、今後の事業もその感覚で進めるべきだと思います」

──協業は今後も続けますか。
アートバンライン・別所氏「ネバーマイルさんには、基幹システムの追加機能に加え、アートグループでツーマン配送を手掛けるアートセッティングデリバリー(旧ヤマトホームコンビニエンス)の基幹システム刷新も担っていただいています。今後もお力を借りて、アートグループ内の企業がシステムでより連携を強めていける姿を実現していきたいですね」

お問い合わせ先

株式会社ネバーマイル
〒103-0016 東京都中央区日本橋小網町3 番17号
https://nevermile.co.jp/index.html TEL:03-4400-4308(代表)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事