日通、清水建設の解体工事で岩綿吸音板の再資源化を物流面から支援

日通、清水建設の解体工事で岩綿吸音板の再資源化を物流面から支援

専用容器と積み替え拠点を組み合わせ、リサイクルメーカーへの円滑な輸送実現

日本通運は10月6日、清水建設が東京都港区で施工を進める「(仮称)芝浦プロジェクト 第Ⅱ期工事範囲解体工事」で、ロックウール化粧吸音板メーカーの日本ソーラトン(千葉県袖ケ浦市)、清水建設の両社と連携し、総重量560tの岩綿吸音板(天井材)の再資源化を物流で支援すると発表した。


岩綿吸音板を専用回収容器「NRBOX」で回収する様子(プレスリリースより引用)



解体工事はさまざまな廃棄物が混在するため、リサイクルを進めようとしても分別や品質確認が難しく、資源循環の取り組みが進みにくいのが課題となっている。

加えて、解体現場では廃棄物の迅速な搬出が求められる一方、リサイクルを担うメーカー側には受け入れ可能な時期や数量に制約があるため、両者の工程を円滑につなぐ物流スキームの構築が
不可欠だった。

日通は解体工事で発生した総重量560tの岩綿吸音板を円滑に回収・輸送するため、自社で開発したキャスター付き専用容器「NRBOX」と積み替え拠点となる自社倉庫を組み合わせた物流スキームを構築した。

「NRBOX」は建材端材専用の回収容器。観音開きタイプのかご台車で、積み込み時に中身が一目で分かるため、品目ごとの分別を確実に実施することができるのが特徴。

解体現場で生じた岩綿吸音板を「NRBOX」で回収し、一時的に自社倉庫で集約した上で、日本ソーラトンの受け入れ計画に合わせて輸送時期を調整した。解体現場と再資源化施設間に生じるタイムラグを解消し、円滑な回収・再資源化を実現した。

日本ソーラトンが取得している環境省の「広域認定制度」を活用した回収網を物流面から支え、解体現場、製品メーカー、物流事業者の3者連携による再資源化モデルを確立できたと強調している。



(藤原秀行)

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