「シンプルさ」「親しみやすさ」「調和」の3本柱にこだわった宅配便の顔(ヤマト運輸)
ロジビズ・オンライン恒例の「ロジキャラに会いに行こう!」シリーズ、次はどのキャラに登場してもらおうかな…と考えていた時に、ちょうどビッグニュースが飛び込んできた。
ヤマト運輸の顔としてテレビCMなどで活躍してきた「クロネコ・シロネコ」がリニューアルするというのだ!しかも、28年ぶりだって!あっ、親猫が子猫をくわえているおなじみのロゴマークの方は変わりませんので、どうかお間違えなく。
リニューアルする「クロネコ・シロネコ」(ヤマト運輸提供)※クリックで拡大
ヤマトグループは2019年11月29日に創業100周年を迎える。そのおめでたいタイミングで、キャラクターもリニューアルすることに決めたのだ。新デザインを担当したのは、JR東日本の「Suicaのペンギン」、ダイハツの「カクカク・シカジカ」、千葉県の「チーバくん」などそうそうたるキャラクターを手掛けてきた著名デザイナーの坂崎千春さん。
「形はできるだけシンプルにして、目の色をヤマトさんのイメージカラーの黄色と緑にして特徴を出しました。丸い目と微笑んだ口元で親しみやすさを表現しています。クロネコは上半身を鍛えたマッチョな形にし、シロネコは下半身がふっくらしたかわいい形にして、ふたりが並んだときに調和が取れるようにしています」という。シンプル、親しみやすさ、調和の3点がこだわりのポイントなのだ。
前のキャラは派手に動き回る印象が強い個性派だっただけに、新「クロネコ・シロネコ」のシンプルさが際立つ感じだ。だからこそ、異なる風貌、性格のキャラとしての将来性を感じられるともいえそうだ。さてさて、宅配便ユーザーに愛されるキャラに育つかどうか、とても楽しみだ。
(藤原秀行)