13万平方メートル、今後は現地公社と連携し造成も視野
住友商事は11月8日、モロッコ北部のタンジール周辺で現地の政府系公社タンジール地中海特別庁(TMSA)などが開発した工業団地の販売を支援すると発表した。TMSAと事業開発契約を締結した。
タンジール周辺の5カ所の経済特区にある工業団地約13万平方メートルが対象。タンジールから欧州諸国までは船便を使って1週間程度で製品を運ぶことが可能で、タンジール港の貨物取扱量は拡大傾向にあり、地中海エリアでも有数の規模を持つ港湾となる見通し。
住友商事はアジア6カ国で経済特区や工業団地の開発・販売・運営を手掛けている。蓄積したノウハウをアフリカでも発揮し、自動車・航空産業などの需要取り込みを図る。今後はTMSAと連携して現地で工業団地の造成に乗り出すことも視野に入れている。
タンジールのコンテナ港湾(住友商事プレスリリースより引用)
(藤原秀行)