Automagi、AIの画像認識技術活用し荷姿のサイズ測定など自動化を提案

Automagi、AIの画像認識技術活用し荷姿のサイズ測定など自動化を提案

研究テーマが内閣府の支援事業に採択

AI(人工知能)を活用した各種ソリューションを提供するAutomagi(東京)は12月20日、同社で進めているプロジェクト「スマート物流を支援するスマホAIアプリケーション基盤技術の研究開発」が、内閣府の先端技術開発支援事業「SIP(戦略的イノベーション創造プログラム)第2期スマート物流サービス」に採択されたと発表した。

AI技術の社会応用研究を行う東京大大学院工学系研究科の鳥海不二夫准教授による社会データ分析・計算社会科学、社会応用の観点を重視。AIを用いた画像認識技術を生かし、「荷姿のサイズ測定」や「荷姿種別判定」「上積み可否判定」「伝票読み取り」といった作業の自動化を図ることを構想している。

スマートフォンのアプリとして提供することで、トラックドライバーや現場作業スタッフが荷姿を撮影すれば簡単にデータを取得できるようにしたい考え。

Automagiは「共同配送においては複数の事業者がバリューチェーンに携わり、事業者ごとのスマホアプリ展開や利用者の端末種類が異なることなどが予想されるため、スマホ向けSDK(ソフトウエア開発キット)化し、共通基盤として整備していくことを目指す」と説明している。


研究開発テーマのイメージ(Automagi提供)※クリックで拡大

(藤原秀行)

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