仏Exotec、倉庫自動化ソリューション「Skypod」の累計売り上げが全世界で1500億円突破

仏Exotec、倉庫自動化ソリューション「Skypod」の累計売り上げが全世界で1500億円突破

「ユニクロ」やヨドバシカメラなど採用

フランスの新興ロボットメーカーExotec(エグゾテック)は3月12日、全世界で倉庫自動化ソリューション「Skypod(スカイポッド)システム」の売上高が10億ドル(約1500億円)を突破したと発表した。

同システムは3次元の立体走行自動搬送ロボット「Skypod」と専用ラック、ピッキングステーション、多関節アームを活用した全自動ロボットピッカー「Skypicker(スカイピッカー)」で構成。搬送ロボットが前後左右上下に走行し、積み重ねた専用ラックに収めている「ビン」と称するトレーやケースの中から必要なアイテムが入ったものを取り出し、作業者の手元まで自動搬送する。

日本では「ユニクロ」を展開するファーストリテイリングや家電量販大手のヨドバシカメラ、アルプス物流、三井不動産が物流拠点に採用した。

Exotecは東欧や韓国を含む新規市場に進出し、フランスのクロワに新たな生産拠点を開設したと説明。全世界で100を超える顧客の拠点(サイト)が採用しており、APAC(アジア太平洋)や欧州、北米などの主要地域で利用を伸ばしていると強調している。

世界中で拡大する顧客基盤を支えるため、Exotecは過去1年で従業員数を80%増やし、全世界で850人以上に拡大。新しいソリューションへの研究開発に対し継続的に多額の投資(年間売上高の10%)を行っており、2024年には全世界で100人近い研究開発者を採用する予定という。

(藤原秀行)※ExotecNihon提供

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事