在任42年、後任は長男の政登氏
アートコーポレーションは12月23日、創業者の寺田千代乃社長(72)が同20日付で名誉会長に就き、後任に長男の寺田政登副社長(50)が昇格したと発表した。併せて、寺田秀樹専務取締役(49)が代表取締役専務となった。経営の若返りを図るのが狙い。
同社は千代乃氏が夫とともに1968年立ち上げた寺田運輸が前身。77年にアート引越センター(現アートコーポレーション)を立ち上げ、千代乃氏が社長に就任して引っ越し業務に特化。日本の引っ越し業界をリードし続け、2018年9月期には売上高1000億円の大台を突破したことなどから経営体制を刷新する。
千代乃氏は社長在任42年での交代となる。グループを統括するアートホールディングスの社長は続投する。
寺田 政登氏(てらだ・まさと)大阪国際大経営情報卒、1994年アートコーポレーション入社、2000年取締役。常務取締役、専務取締役を経て17年10月より取締役副社長。奈良県出身。
寺田政登新社長(アートコーポレーション提供)
(藤原秀行)