佐川の営業所で20年1月スタート
SGホールディングス傘下でIT統括事業を手掛けるSGシステムは12月23日、複数メーカーのデジタルタコグラフに対応可能なクラウド型運行管理システム「Biz-Fleet」を佐川急便の営業所に導入、2020年1月に運用を始めると発表した。
互換性のない各社のデジタコを一元的に管理することで、運行管理や安全指導の効率化・強化を図る。
17年から佐川の一部営業所で試験的に導入、検証を進めてきた結果、運行管理者とドライバーがインターネットを介してカメラ画像で点呼ができる「IT点呼」や、デジタコのデータを基に作成した「ヒヤリハットマップ」などの取り組みで成果を挙げられたため、当初は34の営業所で取り扱いをスタートする。
従来は手書きの日報をスマートフォンによる入力に変更し、帰庫時にプリンターから自動出力することで、ドライバーと運行管理者の双方の負荷を軽減するなどの効果もあったという。
「IT点呼」の様子(いずれもSGホールディングス提供)
(藤原秀行)