北関東拠点経由し「コンテナラウンドユース」積極展開へ
日本通運は9月28日、茨城を地盤とする吉田運送(茨城県坂東市)と業務提携契約を結んだと発表した。
同市と栃木県佐野市にある「北関東インランドデポ」を活用し、輸出入貨物を扱うコンテナを複数の荷主や物流事業者が共同で有効活用する「コンテナラウンドユース」(CRU)を積極展開。両社で連携して配送効率化のニーズ獲得を図る。
首都圏を中心にコンテナターミナルが混雑し、トラックドライバーが長時間待機を迫られるケースが後を絶たず、ドレージの輸送効率悪化も日常的に発生。さらに2020年の東京オリンピック開催で東京湾岸エリアの混雑が激しくなると予想されることなどから、両社は北関東インランドデポと京浜港、常陸那珂港を結んだCRUの枠組み構築を目指す。
北関東インランドデポは「坂東インランドデポ」と「佐野インランドポート」から成る。
(藤原秀行)
コンテナラウンドユースの拠点となる坂東インランドデポ(日本通運提供)