既存も実施、20年は整備方針継続へ
キリングループロジスティクスは1月31日、東京都内の本社内で開いた2020年の事業計画に関する記者説明会で、物流基盤強化の一環として、19年にキリングループの製品に関する拠点ネットワークを大幅に増強したことを明らかにした。グループ向けとして新たに首都圏などで5拠点を開設。併せて、既存の拠点でも保管・入出庫能力の増強を図った。
新設したのは首都圏・甲信越エリアで茨城・常総、埼玉・三芳、新潟・三条の3センター。常総と三芳はキリンビールとキリンビバレッジの兼用、三条はキリンビバレッジ専用という。
さらに、愛知と兵庫でもそれぞれキリンビバレッジ向けの拠点を1カ所ずつ新たに設けた。
既存拠点については、キリンビール全工場の保管能力を対前年比10%、キリンビバレッジ全センターの保管能力を30%、キリンビール全工場の1日当たり入出庫能力を3%それぞれアップさせたという。
説明会でキリングループロジスティクスの戸叶弘社長は「20年もぜひ継続して増強に取り組んでいきたい」と語り、グループで販売好調なビールや清涼飲料を着実に輸送するための基盤整備に今後も注力する姿勢を強調した。
(藤原秀行)※写真はイメージ