【独自取材】「アルファリンクのコンセプトはより進化・成長させる」

【独自取材】「アルファリンクのコンセプトはより進化・成長させる」

日本GLP・帖佐社長独占インタビュー(前編②)

「先進的施設を物流の存在意義伝えるメディアとして活用」(前編①)

「アルファリンクのコンセプトはより進化・成長させる」(前編②)

「大量供給続いても需給は逼迫、物流施設開発を抑制せず」(後編①)

「トランコムや三井物産との協力関係は順調に進捗」(後編②)

――アルファリンクは、コンセプトを固める上でクリエイティブディレクターの佐藤可士和氏が参画しているのが非常にユニークですね。物流施設開発ではこれまでになかったことだと思います。
「最初にわれわれから佐藤さんにお話を持ち掛けた時は、物流については考えたこともない、自分の世界とは全く異質のものだ、という感じでした。そこを何時間もかけて、当社の歴史や物流施設が社会においてどういう役割を果たしているか、われわれの物流施設開発に対する思いなどをお話しした結果、最後には、めちゃめちゃ面白い、これは自分たちが絶対にやるべき仕事だ、と仰って、われわれのプロジェクトに共感していただけました」

――物流業界はどうしても自身の存在意義のアピールがそれほど上手ではないという印象がぬぐえないのですが、今回のアルファリンクの取り組みはそうした状況を打破するきっかけになるのでは?
「確かに物流業界は非常に社会的意義のある仕事をしているにも関わらず、自身ではやって当たり前だと感じていたり、その意義を自ら口に出して訴えるのをあまり良しとしなかったりする部分があるように思えますし、私もそれは非常にもったいないことだと感じています。商売ですからアピールしていい面もあると思います。物流業界の方々がご自分でそうしたことを言いづらいのであれば、われわれが代弁したい。ちょっとおこがましい言い方になるかもしれませんが、物流業界に対してのエールという意味で、不動産業界の人間が代わりに優れた社会的意義を語っているという面もあるのかなと思っています(笑)」

――1年ほど経過して、アルファリンクがどのように物流業界や荷主企業に評価されているのか非常に興味がありますね。
「『GLP ALFALINK 相模原Ⅰ』は2月10日に本格着工しますが、そこから竣工までの18カ月間は単なる建設期間ではなく、アルファリンクで打ち出したさまざまなコンセプトをどう体現していくかが決まっていく重要な期間です。私だけではなく、当社の全社員がすごくわくわくしています。物流施設や共有棟に入居される予定の方々とアルファリンクのコンセプトを具現化するための具体的なお話をしています。まだまだ波乱万丈はあるでしょうが、本当に楽しみですね。もちろん、インテグレーテッドチェーンやシェアードソリューションの部分についてもハードとソフトの両面で目玉になっていきます」


事業方針を説明する帖佐社長(中島祐撮影)※クリックで拡大

20年は8棟着工を計画

――物流適地での施設開発も相次いで着手しています。19年は相当満足できた年では?
「アルファリンクを発表できたということもありますが、業績的にもありがたいことに、非常に良い結果を残せた1年でした。施設の稼働率や開発総額といったKPI(重要業績評価指標)の点でも大変良好な結果を出せたと思います」

――20年の開発ペースは19年と同じですか。
「20年は今のところ8棟の着工が予定されています。アルファリンクのような大きなものばかりではなく、BTS型の中規模、小規模のものもありますし、これまで通り非常に豊富な商品ラインナップで各企業の物流ニーズにお応えしていくということに注力しています。今年も昨年までと同様か、もしくはさらに積極的に展開させていきたい」
「アルファリンクの開発を通じて、大型の用地が持つ可能性をすごく広げられたと感じています。アルファリンクを他の都市圏でどのように展開していくかに加えて、アルファリンクのコンセプト自体も相模原は現状のような内容で進めていますが、これまたどういうふうに進化、成長させていくかというあたりが20年以降の当社の課題になってくるでしょう。物流施設開発の立場から物流の持っている可能性をいかに広げていくか、いかに多くのポテンシャルを引き出していくかが今年、来年以降重点的に取り組んでいくことになると思います」


関係者向けイベントでアルファリンクについて対談する佐藤氏と帖佐社長※クリックで拡大

「先進的施設を物流の存在意義伝えるメディアとして活用」(前編①)

「アルファリンクのコンセプトはより進化・成長させる」(前編②)

「大量供給続いても需給は逼迫、物流施設開発を抑制せず」(後編①)

「トランコムや三井物産との協力関係は順調に進捗」(後編②)

(藤原秀行、中島祐)

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