「空飛ぶクルマ」の独ヴォロコプター、配車管理最適化のスイス・ベストマイルも
日本航空(JAL)は2月21日、同社のコーポレート・ベンチャー・キャピタル・ファンド(CVC)「Japan Airlines Innovation Fund」を通じ、次世代モビリティーの技術開発に関連する海外企業3社に出資したと発表した。
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出資したのは、倉庫や工場向けの自動運搬ロボット開発などを手掛ける米フェッチ・ロボティクス、「空飛ぶクルマ」と期待されている電動垂直離発着機(eVTOL)の開発を担うドイツのヴォロコプター、自動車などの配車管理最適化技術に取り組むスイスのベストマイル。3社が持つ最先端技術をJALグループの経営リソースと組み合わせ、同社が提供を目指している「シームレスな移動・輸送を実現する、総合エアモビリティサービス」の実現に向けた新たなサービス開発などを進めたい考え。具体的な出資額は開示していない。
(左から)ヴォロコプターのeVTOL飛行イメージ、ベストマイルの配車管理システム、フェッチ・ロボティクスの自動搬送ロボット(JAL提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)