通販利用広がる、小型の「ネコポス」は5割近い伸び
ヤマト運輸が5月11日発表した今年4月の小口貨物取扱実績によると、宅急便はトータルで前年同月比13・2%増の1億5599万6436個に達した。直近では2016年8月(10・7%)以来、3年8カ月ぶりの高い伸び率を記録した。
新型コロナウイルスの感染拡大に伴う外出自粛でインターネット通販の利用が広がっているのが追い風となった。
内訳は、宅急便と宅急便コンパクトの合計が9・3%増の1億3528万3461個、住宅のポストに入る小型の「ネコポス」が47・6%増の2071万2975個だった。
一方、企業などがメーンの「クロネコDM便」は31・5%減の6275万6055冊と大きく落ち込んだ。新型コロナウイルスの感染拡大を受けた店舗の営業自粛などが影響している可能性がある。
(藤原秀行)