物流ビッグデータの相互連携開始、全体最適化に貢献目指す
日野自動車とHacobuは5月21日、トラックの走行履歴など両社が持つ物流関連のビッグデータの相互連携を開始したと発表した。
両社は2019年9月、資本業務提携契約を締結。Hacobuが展開しているトラック運行効率化の支援サービス「MOVO(ムーボ)」を通じて蓄積した車両や荷物、倉庫といった物流関連のデータを有効活用し、物流・人流プロセスの全体最適化や物流品質の向上に貢献していくことで一致していた。今回の相互連携もその一環。
日野のトラック車載GPSの位置情報をMOVOに接続、新たなサービスを2020年中に始める計画。サービスの具体的な内容は明らかにしていないが、運行管理の効率化などを想定しているとみられる。
両社は大和ハウス工業や三井不動産、アスクルなどとも連携し、物流のビッグデータ活動で連携することで合意している。
両社が構築を目指す物流プラットフォームの概念図(両社提供)※クリックで拡大
(藤原秀行)