丸紅が中国でコールドチェーン輸送機器のリース事業検討

丸紅が中国でコールドチェーン輸送機器のリース事業検討

現地物流IoT企業のG7と協業に向け覚書締結

 丸紅は10月19日、中国で冷凍・冷蔵トレーラーなどコールドチェーン関連輸送機器のリース・レンタル事業を検討すると発表した。

 現地商用車フリートマネジメント大手、物流IoT(モノのインターネット)情報サービスのリーディングカンパニーであるG7(北京市)と新規ビジネスの立ち上げを共同検討することで覚書を取り交わした。

 G7は中国全土でトラックなど商用車の調達・運用・処分を管理するフリートマネジメント事業を展開。5万社・70万台超の商用車をプラットフォーム化し、車両の走行距離・加速度・急ブレーキ・エンジン温度など各種運行データを車載デバイスで収集・分析している。これをリアルタイムで顧客へ提供することで運行の効率改善や安全性向上、貨物輸送全体の最適化を図っている。

 丸紅はG7が保有するIoTやAI(人工知能)の先端技術を活用して自社のフリートマネジメント関連事業で付加価値を高めるとともに、グローバル市場における事業経験を生かしてG7と中国のコールドチェーン市場発展に貢献していきたい考え。

(鳥羽俊一)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事