商品配送の効率化目指す、1100億円超か
米アマゾン・ドット・コムは6月26日、カリフォルニアを拠点として自動運転技術の開発を手掛けるスタートアップ企業のズークス(Zoox)を買収することで合意したと発表した。
買収額は開示していないが、米主要メディアは10億ドル(約1100億円)以上になるとの見通しを示した。
ズークスは2014年、米スタンフォード大出身の技術者らが設立。公道を使った自動走行試験を重ねている。アマゾンはズークスの技術やノウハウを生かし、物流センターから顧客までの商品配送の自動化・効率化を目指す。
アマゾンが買収後もズークスは現経営陣が引き続き経営に当たるほか、自動タクシーなどの技術開発も継続する。
(藤原秀行)※写真はアマゾン提供