段差やスロープに対応してスムーズに移動可能か見極め
台車・リフトを手掛ける花岡車輌(東京・江東区白河)は7月20日、JR東日本の山手線高輪ゲートウェイ駅で行われるロボット活用の実証実験に、無人搬送車(AGV)「DANDY AUTO-PILOT」のプロトタイプモデルを投入すると発表した。
同駅改札外の2~3階に「Partner Base Takanawa Gateway Station」を設け、自動搬送ロボットや個人向けモビリティーの活用に向けた実験を行う予定。花岡車輌のAGVは9月1日に実験を始める計画で、段差やスロープに対応してスムーズに移動し、軽食や飲み物などを指定した場所に自律移動で届けられるかどうかを確認する。
投入するAGVは周辺の3次元空間地図の作成と現在地の推定を同時に行う技術「SLAM」を生かして自律移動。最大200キログラム(勾配のある場所などは100キログラム)を積載できる。周囲に人や障害物を感知すると自動的にストップする。
搬送ロボットの実験ではこのほか、オムロンソーシアルソリューションズやTHK、アンドロボティクスも参加する。
「DANDY AUTO-PILOT」プロトタイプモデル(JR東日本プレスリリースより引用)
(藤原秀行)
実験の概要はコチラから(JR東日本プレスリリース)