作業スタッフが一定の間隔空け作業可能、コロナにも配慮
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インサーターシステム(高速封入封函機)などを手掛けるドイツの大手マテハン機器メーカー、ベーヴェシステックの日本法人ベーヴェシステックジャパン(東京・西新宿)は7月21日、重量5キログラムまでの小型商品に特化した仕分け設備「オプティソーターST」の販売を8月に日本国内で始めると正式発表した。
販売開始に合わせ、西新宿の同社ショールームにモックアップ機を設置、見学を受け付けている。
ソーターはトレイが2つに開いて商品を下にシュートする「スプリット・トレイ式」を採用しており、仕分けの間口をソーター本体の下に設置できるため、作業スペースを効率的に使えるのがメリットとなっている。
ソーター(写真はいずれもベーヴェシステックジャパン資料より引用)
商品の仕分け能力はシングルトレイが1時間当たり最大8600個、ダブルトレイが1万7200個。同社は新型コロナウイルスの感染拡大で物流現場も密集の回避が求められる中、配送先別に高速かつ自動で仕分ける新型ソーターを導入することで物流施設の庫内作業スタッフが一定の間隔を空けて作業に就けると強調している。
コンテナや段ボール箱に直接投入したり、スロープを使ったシュートで商品への衝撃をやわらげたりとニーズに合わせた提案も可能という。
(藤原秀行)