英Doddleの開発システム採用、ECの利便性向上や再配達削減効果を期待
ヤマト運輸は8月17日、ECで購入した商品の宅配荷物を新たにスーパーマーケットやドラッグストアなどの店頭で受け取ることが可能なサービスを始めると発表した。
EC購入商品受け取り・返品システムを手掛ける英国のDoddle Parcel Services(ドゥードル・パーセル・サービシズ)と連携し、同社が開発したシステム「Click & Collectシステム」を導入することで、EC事業者がヤマトを活用して対象店舗に荷物を配送、購入者が買い物のついでに店頭で引き渡してもらえる。
ECユーザーや事業者にとっては、好きなタイミングで商品を受け取ることができるようになり、利便性向上が可能。システムを導入したサービス協力店舗にとっても来店者の「ついで買い」を期待できる上、ヤマトとしてもコンビニや宅配ロッカー以外に受け取り可能な選択肢を増やし、再配達削減につなげたい考え。
商品注文時に購入者がサービス協力店舗を指定した後、メールで送られてくるQRコードを店頭で専用端末にかざし、受け取るとの流れ。ヤマトは1万店への導入を目指す。EC事業者にも利用を働き掛けていく。
(藤原秀行)