農薬散布にも、IoT活用しデータ収集
ウェザーニューズは9月17日、小型・軽量で高性能のIoT(モノのインターネット)気象センサー「ソラテナ」の法人向け販売を同日開始したと発表した。
ソラテナは直径約14センチメートル、高さ約20センチメートル、重さは約1キログラム。風向や風速、雨量など8つの気象要素を1分ごとに自動観測する。全国各地で使える。観測データはクラウドベースで保管、APIで提供するため、利用者のアプリケーションやシステムを組み入れることも可能。
これまでにKDDIのドローン(無人飛行機)安全運航管理やスタートアップ企業のレグミン(東京都中央区新川)による農作業ロボットの農薬散布などの場面でソラテナの利用が始まっているという。
ウェザーニューズはドローンの運航事業者がタブレット端末を用いて観測データをリアルタイムで随時確認、強風などのリスク回避に役立てられると見込んでおり、「KDDIとドローン事業において今後とも連携を深め、ドローンを使った物流配送や遠隔監視業務などドローン運航における安全性の向上に努める」との談話を発表している。
(藤原秀行)