パレットや新システム活用で荷降ろし時間短縮、待機時間解消など目指す
日本アクセスは10月30日、さいたま市で新たな拠点「関東フローズンマザー物流センター」の試験運営を11月に開始すると発表した。
マザーセンターで一括仕入れし、関東の各支店や物流センターへ商品を横持ちする物流機能を備えている。荷受け側の汎用センター入荷検品作業の負荷軽減を目指し、マザーセンター出庫データから荷受け側汎用センターの入庫予定データが自動生成されるシステムを新たに導入。荷受け側では SCM ラベルのバーコードをスキャンすれば、パレット積み付け情報を取り込める仕組みの構築を図る。全体としてパレット活用による荷降ろし時間短縮や待機時間解消などの効果を見込む。
11月2日に汎用センターからマザーセンターへの発注を開始、出荷は同3日にスタートする予定。当初はフィージビリティースタディー(実行可能性調査)として、大手メーカー10 社前後限定でシステムの稼働を始める。1年程度を要して費用面や運用面の検証を進め、調査結果を踏まえ関東エリアで本稼働に移行していきたい考えだ。
新センターの外観(以下、いずれも日本アクセス提供・クリックで拡大)
(藤原秀行)