日本通運、独自開発の医薬品専用車両52台を配備

日本通運、独自開発の医薬品専用車両52台を配備

全国4拠点に導入、空調や状況監視システムなど完備

日本通運は11月18日、独自に開発した医薬品専用車両を、東日本と西日本の全国計4カ所で整備を進めている医薬・医療品専門の物流拠点に配備したと発表した。

専用車両は今年2月に完成。このほど、第1次計画分として大型車40台、中型車12台の計52台を導入した。4拠点は2021年2月のサービス開始を予定しており、輸送時の厳格な温度管理や盗難防止など万全の対策を講じ、医薬品分野の取扱拡大を図る。

製品や原材料の種類によって異なる温度帯設定に広く対応する空調システムを完備。温度逸脱などのトラブルを未然に防ぐとともに、万が一発生した場合でも迅速にバックアップ体制を整えられるよう、車両の位置・輸送状況・温度をリアルタイムで監視できるシステムを構築した。

さらに、防犯対策やサービス品質保全を徹底し、安全・確実なオペレーションを確保するためのセキュリティーシステムも取り入れている。医薬品の流通に関する国際基準GDPに準拠した性能を備えている。


専用車両(日本通運プレスリリースより引用・クリックで拡大)

(藤原秀行)

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