2棟・23万平方メートル超を計画、自動車や精密機器などの物流需要狙う
メープルツリーインベストメンツジャパンが、九州エリアで同社グループ初となる物流施設の開発プロジェクトを福岡県筑紫野市で進めていることが分かった。
福岡空港に近いエリアで2棟を建設する計画で、総延べ床面積は約23万1600平方メートルを見込む。1棟目は2023年春、2棟目は24年春の竣工を目指している。施設規模は他社の物件も含めて九州エリアで過去最大になるとみられる。
九州に多く進出、事業展開している自動車や精密機器、家電といったメーカーの物流需要獲得を図りたい考えだ。投資額は現時点で400億円規模になるもようだ。
メープルツリーは昨年5月、神戸市で延べ床面積が約10万2000平方メートル、賃借面積は8万平方メートル超と、同社グループの関西開発案件としては過去最大級の物流施設を完成させた。大型施設の開発にも注力している。
(藤原秀行)