地上9階建てで同社最大規模、23年3月末の竣工見込む
ESRは12月4日、川崎市の東扇島エリアで、大型物流施設2棟を開発するプロジェクトに着手した。同日、1棟目の地鎮祭を現地で執り行った。
1棟目は地上9階建て、延べ床面積は36万5385平方メートルを計画。免震構造を採用し、高さや規模は同社が日本で開発してきた物流施設としては過去最大級になる見通しだ。着工は来年3月で、投資額は800億円超とみられる。
川崎港や羽田空港など主要な物流インフラに近接しているのが強み。ダブルランプウェーを採用し、冷凍・冷蔵機能にも対応する予定で、竣工は2023年3月末を見込む。
屋上に従業員用の駐車場を設けるほか、これまで同社が開発してきた大規模なマルチテナント型物流施設と同じく、託児施設などのアメニティー設備を充実させる計画。2棟目は計画の詳細を調整中だが、2棟の総延べ床面積は60万平方メートル規模になりそうだ。
(藤原秀行)