模擬血液や検体など輸送、被害状況確認も想定
熊本県内の熊本赤十字病院や上天草市立上天草総合病院、天草市立御所浦診療所は12月14日、鴻池運輸や九州産交運輸、トッパン・フォームズ、東京電機大、芝浦工業大、イームズロボティクス、アルム、日本医科大千葉北総病院と連携し、準天頂衛星「みちびき」を使った医療物流ドローン(無人飛行機)の実証実験を同19日に行うと発表した。
内閣府などの事業の一環として実施。上天草総合病院のヘリポートと天草市内のグラウンドを結び、完全自動制御型ドローンを使って模擬血液や検体などの医療物資を運ぶ計画。
併せて、被災状況の確認としての用途も試すほか、ドローン基地局にハイブリッド車で電源を供給する。トヨタ自動車九州が技術面で協力する。
(藤原秀行)※写真はイメージ