西武HDが2月から新サービスの実証実験
西武ホールディングス(HD)は1月7日、そごう・西武や西武鉄道と連携し、西武百貨店の商品を西武鉄道の駅構内に設置したスマートコインロッカーで受け取ることが可能な新サービス「BOPISTA(ボピスタ)」の実証実験を2月8日に開始すると発表した。
専用ウェブサイトで商品を購入した後、指定のロッカーに商品を届けてもらう。新型コロナウイルスの感染拡大で非対面の商品受け取りの要望が高まっていることに配慮。EC商品の利用増でトラックの輸送が伸び、CO2排出量が増大するのを回避する狙いもある。
駅の間の商品輸送は西武鉄道が電車で行う予定。実験にはロッカー運営などを担うセントラルオペレーション、スマートコインロッカーを手掛けるSPACERの両社も参加。スマートコインロッカーは池袋、富士見台、所沢の各駅の改札外に置く予定。
取り扱う商品は今後詰めた上であらためて1月下旬をめどに発表するが、西武池袋本店の焼き菓子や化粧品、小物などを想定している。利用料は100~500円を検討しており、土日祝日を除いて注文から最短3時間後に商品を受け取ることができるようになる見通し。
(藤原秀行)