コロナ禍でEC利用増の寄与続く
ヤマト運輸が2月4日発表した1月の小口貨物取扱実績によると、宅急便全体で前年同月比22・9%増の1億6327万1550個となった。特に、住戸のポストに入る小型の「ネコポス」は99・0%増の2800万410個に達し、昨年11月から3カ月続いて9割増の大きな伸びを記録した。
新型コロナウイルスの感染拡大が契機となったEC利用拡大の傾向が依然続いているもようだ。宅急便と宅急便コンパクト、非対面の受け取りが可能なEC向け新サービス「EAZY」の合計は13・9%増の1億3527万1140個だった。
一方、企業などの利用がメーンの「クロネコDM便」は15・0%減の6626万2766冊にとどまった。
(藤原秀行)