不振の運行コース減便加速などが奏功
セイノーホールディングス(HD)は2月10日、2021年3月期連結業績予想を上方修正した。
売上高は従来数値の5830億円を5910億円、営業利益を206億円から240億円、経常利益を235億円から270億円、純利益を135億円から160億円にそれぞれ引き下げた。前期(20年3月期)からの減収減益幅が従来想定より縮小するとみている。
新型コロナウイルスの感染拡大でBtoBの取り扱い貨物量が減少しているものの、従来想定よりは持ち直していることや、積載量が落ちている運行コースの減便加速などで経費抑制を図ったことが奏功すると予測している。
(藤原秀行)