出し入れ容易な引き出し式採用、マイナス75度プラスマイナス15度を10日間保持
岩谷産業は2月16日、ワクチンや医薬品などの輸送・保管用保冷箱をドライアイス製造などを手掛ける関東商事(東京都江戸川区東葛西)と共同で開発したと発表した。3月中旬に発売する予定。
マイナス75度からプラスマイナス15度を約10日間と長期にわたって保持できる。医薬品を保管するエリアは引き出し式を採用、冷却用ドライアイスに触れず容易に製品を出し入れできるよう工夫している。
ワクチン輸送などでニーズが高まっている低温物流の需要獲得を目指す。価格は15万円程度の見通し。今後はより小型で7日間低温を保てるタイプも発売する予定。
利用者のニーズに合わせて、保冷箱内部の温度や位置情報をスマートフォンやパソコンから常時監視できる温度ロガーなどのソリューションも提供する。
保冷箱(岩谷産業プレスリリースより引用)
(藤原秀行)