衛星通信など組み合わせ、被害状況の早期把握目指す
ベンチャーキャピタル(VC)のリアルテックホールディングス(HD、東京都墨田区横川)は2月17日、運営している投資ファンド「リアルテックファンド」を通じ、長距離固定翼ドローン(無人飛行機)の災害時活用を目指しているスタートアップ企業のテラ・ラボ(愛知県春日井市)に投資したと発表した。具体的な投資額は開示していない。
テラ・ラボは南海トラフ大地震の発生が予想されていることを念頭に置き、長距離固定翼ドローンと衛星通信などを組み合わせ、被害状況の早期把握などに用いることを目指している。同社はリアルテックHDからの投資分を研究開発費用に充てる。新たな採用も検討している。
テラ・ラボは福島県南相馬市で長距離固定翼ドローンの航空管制拠点を整備する計画。
長距離固定翼ドローンの利用イメージ(リアルテックHD提供)
(藤原秀行)