関東1都6県の低温食品物流強化、音声認識仕分けシステムや電動ラックも導入
食品物流を手掛ける北王流通(東京都北区王子)は2月25日、埼玉県戸田市で新たな物流拠点「戸田センター」を開設したと発表した。
現在は埼玉、神奈川の両県に物流センターと運輸拠点を計9カ所構えている。新たなセンターを設けることで、主軸に据えている関東1都6県の低温食品物流を強化するのが狙い。繁忙期の取扱量増加を受けた一時在庫の調整などがより円滑に実施可能になるとみている。
新センターは敷地面積771坪。常温、冷蔵、冷凍の3温度帯に対応し、音声認識仕分けシステム(VPS)や電動ラックなどの自動化・省力化機器を活用している。
首都高速道路の戸田出入口インターから2キロメートル、JR埼京線の戸田公園駅から1・6キロメートルに位置。首都圏全域へのアクセスに強みを持つ。
戸田センターの外観(北王流通プレスリリースより引用)
(藤原秀行)