コロナ禍で年末年始の料理宅配需要増
ラクスルは3月11日、2021年7月期第2四半期(20年8月~21年1月)の連結決算説明資料を開示した。
この中で、荷物とトラックのマッチングサービスや配車管理システムなどを展開する「ハコベル」事業は第2四半期(20年11月~21年1月)に絞った売上高が前年同期比57・1%増の10億円、売上総利益が約3・9倍の1億4300万円、セグメント利益は1600万円と黒字を確保した。
第2四半期までの累計ベースでは売上高が29・3%増の16億円、セグメント損益は1500万円の赤字(前年同期は2億3100万円の赤字)だった。単月ベースで昨年12月、今年1月がともに黒字となった。
ラストワンマイル輸送の領域で新型コロナウイルス感染拡大が影響し、年末年始にかけて料理などの宅配需要が堅調に伸びたほか、都市内輸送の領域もコロナ禍の影響を相対的に受けにくい食品・飲料の配送シェアが高いことが収益を下支えした。
サービス登録台数は一般貨物輸送(トラック)が前年同期比1・8倍の1万3157台、軽貨物輸送が1・6倍の1万853台と順調に伸びている。
(藤原秀行)※ロゴマークはラクスル提供