7・8万平方メートルとバンテリンドームナゴヤの1・6倍、22年5月末竣工見込む
大和ハウス工業は3月12日、愛知県弥富市で新たなマルチテナント型物流施設「DPL名港弥富Ⅱ」の工事を本格的に始めると発表した。
同社が開発中の東海・北陸地域で最大規模の「DPL名港弥富Ⅰ」(延べ床面積21万360平方メートル、今年5月末完成予定)の隣接地に建設。鉄筋コンクリート造(一部鉄骨造)の地上3階建て、延べ床面積は7万8329平方メートルを計画。2022年5月末の竣工を見込む。総事業費は約110億円の予定。
伊勢湾岸自動車道の湾岸弥富ICまで約700メートル。名古屋第二環状自動車道の飛島北IC(今年5月開通予定)から約6・5キロメートルに位置しており、名古屋市中心部へのアクセスに強みを持つ。
1フロア当たりの面積は約2・5万平方メートル、賃貸面積は約2・2万平方メートルで、延べ床面積はバンテリンドームナゴヤの約1・6倍に相当する。
施設の幅は230メートル、奥行き108・5メートルで最大6社(各フロア2社)が使える設計とする。構内への車両の乗り入れや重機の往来などの物流効率を向上できる低床倉庫を全フロアで導入。建物の1階両面にバースを設け、45 フィートトラックが最大99台接車できるとみている。
テナント企業従業員の働き方改革を支援するため、関東や関西方面からのトラックドライバーが常時交代できるよう24 時間稼働を可能にする。
「DPL名港弥富Ⅱ」の完成イメージ(大和ハウス工業提供)
(藤原秀行)