3312パレット分保管可能、11月稼働開始予定
東洋埠頭は3月26日、大阪市此花区の大阪支店構内で、消防法4分類の危険物立体自動倉庫を増設すると発表した。保管需要の高まりに対応、作業と保管の効率向上へ自動化を選択した。
新倉庫は延べ床面積1089平方メートル(うち規制用途部分998平方メートル)、制振構造を採用し、高潮対策も施すほか、非常用電源も導入する。防爆型スタッカークレーン4基、入出庫コンベヤー8基を備える。
保管能力は3312パレット(1万3248ドラム分)とする計画で、今年11月の稼働開始を予定している。
大阪支店は大阪港の北港桜島地区で阪神高速道路にも至近。普通倉庫に加えて消防法上の4類、5類の危険物などをあらゆる荷姿の貨物で対応できる倉庫6棟、タンク12基を保有している。一部の倉庫は危険物などの定温保管が可能。既存のアセットと新倉庫を連携させ、物流需要をさらに獲得していきたい考え。
増設する危険物立体自動倉庫の完成イメージ(東洋埠頭プレスリリースより引用)
(藤原秀行)