アスクル、BtoB配送で初の「置き場所指定」標準サービス化へ

アスクル、BtoB配送で初の「置き場所指定」標準サービス化へ

“非対面・非接触”ニーズ考慮、時間帯も5区分から選択可能に

アスクルは4月14日、事業所向けのオフィス用品など配送サービス「ASKUL」「ソロエルアリーナ」で、ユーザーが受け取り場所を選択できる「置き場所指定配送」を同15日に標準サービスとして導入すると発表した。

新型コロナウイルスの感染拡大で配送時に非対面・非接触の商品受け取りを希望する向きが増えていることなどを踏まえ、物流子会社のASKUL LOGISTと連携。一般の消費者向け宅配で広がっている「置き配」を事業者向けにも適用する。併せて、「時間帯指定配送」も有料(税込み385円)で首都圏1都3県などの一部地域から始める。

同社はBtoBの配送に関し、置き場所指定配送を標準サービスにするのは初めてと説明。当初は山梨、長野、静岡など8県全域と神奈川県の一部でスタート、5月末をめどに順次他のエリアへ広げていく計画。時間帯指定配送も今後は沖縄や利用を除く全国に拡大する予定。

「ASKUL」「ソロエルアリーナ」の利用者は、「玄関横」「オフィス内受付前」「宅配ボックス」の3カ所の中から配送先を選べる。「時間帯指定配送」は①午前中(~正午まで)②午後2~4時③午後4~6時④午後6~8時⑤午後7~9時――の5区分から選択可能。アスクルは「コロナ禍でオフィスへの出社日数を制限されているお客様にとっても、ご希望の日時で荷物を受け取ることが可能になる」とメリットを強調している。

(藤原秀行)

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