ナイス、埼玉の「関東物流センター」2期工事再開

ナイス、埼玉の「関東物流センター」2期工事再開

倉庫など1500坪新設、首都圏物流網再構築も推進

住宅用資材販売などを展開しているナイス(旧すてきナイスグループ)は5月21日、埼玉県越生町の拠点「関東物流センター」で、倉庫などを新設する第2期工事を今年9月に再開すると発表した。完了は2022年9月ごろを見込む。

倉庫など約1500坪を新たに建築、約8億円を投資する計画。工事完成後は22年9月~24年3月の間、首都圏物流網を適宜再構築していく方針だ。

同社は19年、粉飾決算の疑いが発覚。21年に金融商品取引法違反で元経営幹部が執行猶予付き実刑判決を受けるなどした。20年に特設注意市場銘柄の指定が解除されたことなどを考慮し、工事の再開を決めた。

同社は第2期工事について「首都圏全体を見据えた商品保管の集約化による最適な在庫体制を図るとともに、木材商品の加工やアッセンブル機能など新たな付加価値を生み出すことにより、サービス機能の向上が実現する」と狙いを説明。首都圏の他の物流センターでも機能の集約化による効率的な物流網の再構築を図る方針。

(藤原秀行)

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