コロナ禍で需要増、ボトルネック解消図る
おしぼりのレンタル・企画開発を手掛けるFSX(東京都国立市)は5月24日、沖縄県での需要拡大とEC物流の健全化を目的に、那覇市にある沖縄ヤマト運輸グローバルロジスティックスセンター”サザンゲート”内に「FSX那覇物流センター」を開設したと発表した。
FSXではこれまで配送料金一律を掲げてサービスを提供してきたが、折からの物流費高騰により、企業努力での対応が難しくなり、2018年に沖縄県のみ配送を別料金とする価格改定を行った。
昨年来の新型コロナウイルス感染症の流行により、おしぼり上のウイルスや菌を99・99%以上抑制する同社の「VB(ブイビー)おしぼり」は抗ウイルス抗菌の衛生用品として需要が大きく伸びており、新しい需要の拡大を後押しするため、ボトルネックとなっていた物流課題の解決に取り組むこととした。
FSXは沖縄ヤマト運輸と物流に関する業務を契約し、那覇市に物流拠点を構えることで、沖縄県の顧客にもより利用しやすい環境で配送することが可能となるとみている。
まずはFSXが主力製品に据えている一部のポケットおしぼりを対象として6月に企業間取引からサービスを開始。その後FSXが運営する日本最大級のおしぼり通販サイト「イーシザイ・マーケット」でも取り扱いを開始する。
沖縄県向けの配送料金の改定については現在のところ言及していない。
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)