【動画】オカムラ、ピースピッキングロボ「RightPick」で6月に新モデル発売

【動画】オカムラ、ピースピッキングロボ「RightPick」で6月に新モデル発売

次世代AIソフトウエアで初の取り扱い商品もマスター登録せず対応可能に

オカムラは5月27日、物流施設で商品のピッキングを行うロボットピースピッキングシステム「RightPick(ライトピック)」を新モデルへ更新、6月に発売すると発表した。

同社は2020年1月にライトピックの開発・製造元、米ライトハンドロボティクスとパートナー契約を締結し、同2月からライトピックを販売している。

ライトピックは物流施設の作業者や物流システム機器と連携し、高性能のグリッパーで個々の商品単位でピッキングできるのが特徴。第三世代となる新モデルはプロセッサーの処理速度向上により、従来比で作業スピードを20%高めるとともに、より幅広いアイテムを取り扱うことを可能にしている。

ピッキングの際、より丁寧で高精度、高密度な移載を実現し、運用性・メンテナンス性も改善されている。

また、シンプルなユーザーインターフェイスの「RightPickコンソール」、防護柵やライトカーテンなどの安全コンポーネントを簡単に統合できる新しい安全制御ユニット、リアルタイムのモニタリングと生産性向上に役立つパフォーマンスやアイテムの管理を行うことができる新しくなった「RightPickコントロールセンター」を採用。24時間365日の稼働を強力にサポートする。

さらに、ライトピックは新世代の「RightPick AI(人工知能)ソフトウエア」により、初めて取り扱う商品でもマスター登録なしでピッキングできる。商品を認識し、動作計画、ピッキングの実行、学習を自ら繰り返すのと併せて。世界中から集められた膨大なピッキングデータを分析、機械学習モデルを定期的バージョンアップすることにより、処理能力、精度を向上できる仕組みだ。

真空吸着カップと3本の指を組み合わせた独自の形状をしたグリッパーは、ロボットアームが高速で動作しても商品を安定的につかめるため、やわらかく変形する物や異形物も迅速・丁寧に取り扱えるようになっている。

主な仕様
・ピッキング対象物の重量と寸法の許容範囲:最大2kg、最小1cm/最大30cm
・ピック速度:最大1200個/時間
・ロボットアーム:UR5eまたはUR10e協働ロボット
・ビジョン:Intel(R)RealSense™ デプスカメラD415

(画像はプレスリリースより引用)

(ロジビズ・オンライン編集部)

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