オンライン株主総会で表明、クラウドサービス部門統括のジャシー氏が昇格
米アマゾン・ドット・コム創業者のジェフ・ベゾスCEO(最高経営責任者)は5月26日にオンラインで開いた株主総会で、同社設立の日に当たる7月5日に退任する意向を表明した。
ベゾス氏は2月、今年7~9月期にCEOを退き、後任に同社でクラウドサービスの部門を統括しているアンディ・ジャシー氏が昇格すると発表していたが、具体的な日付は明らかにしていなかった。ベゾス氏は取締役会長に就く予定。
ベゾス氏は1994年のアマゾン設立以来、経営トップとして陣頭指揮に当たり、同社をオンライン書店から世界最大のオンライン小売事業者へ成長させた。
米主要メディアの報道などによれば、CEO退任後もM&Aといった重要案件の意思決定に関与するほか、自身が立ち上げた気候変動問題への対応を支援する財団や宇宙関連事業の会社の運営に注力する予定という。
ベゾス氏(アマゾン提供)
(藤原秀行)