国分グループのりゅうせき低温流通、沖縄・浦添で3温度帯センター稼働

国分グループのりゅうせき低温流通、沖縄・浦添で3温度帯センター稼働

日本各地の商材をASEAN各国へ配送するハブに

国分グループ本社のグループ企業で低温物流を手掛けるりゅうせき低温流通(那覇市)は6月3日、沖縄県浦添市で3温度帯対応拠点「沖縄浦添流通センター」を稼働させたと発表した。

同センターは沖縄本土を縦断する幹線道路の国道58号線から400メートル、臨海道路浦添線から600メートル、那覇港新港埠頭まで1・5キロメートルと近接しており、沖縄本島全域への当日配送が可能。

また、那覇空港とアジアの主要市場(中国、香港、台湾、ソウル、タイ)が飛行時間4時間圏内となる地理的優位性を生かし、日本各地の特産品などをASEAN(東南アジア諸国連合)各国に配送するハブセンターとして保税・動物検疫機能も対応する。

りゅうせき低温流通は詳細を開示していないが、大和ハウス工業が開発したBTS型物流施設に入居している。

※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)

その他の特徴

多様な冷凍温度帯に対応し、品質管理を徹底
冷凍温度帯として、マイナス20度・マイナス28度(アイスクリーム)・マイナス50度(超低温)を配置し、商品の特性に合った在庫保管環境を配備。また、入出庫作業においても、パーシャル庫エリアを拡張することで、荷さばき作業時における品質劣化を低減。

環境にやさしい「アンモニア・CO2」の自然冷媒を採用
フロン排出抑止対応、省エネにも配慮した自然冷媒を採用している。
※マイナス50度の超低温庫のみフロンを使用

環境保護に配慮し、EV(電気自動車)配送車輛を積極的に導入
センターにはEV配送車輛用充電設備を設置。配送エリア圏が50~60キロメートルと近いため、EV車両の積極的な導入を進めている。

冷凍パレット自動倉庫を配備した省人化センター
過酷な冷凍環境下での作業負荷軽減と省人化を目的とし、冷凍パレット自動倉庫を配備。

フローズン・チルド加工機能を具備
様々なニーズに応えるために、温度帯変更作業用スペースを設け、国分グループ内の品質管理基準に準拠した加工機能を具備。

オリコン・クレート洗浄機ラインを配備

食品流通において必要となるオリコン・クレートのアルカリイオン電解水を使用した洗浄機ラインを配備し、安全・安心な物流をサポート。

万全のフードディフェンス体制
建物全域にセキュリティカメラを配備するとともに、倉庫内部・事務所内部への入場時にはセキュリティチェックを行い、防犯面において万全の対策。

敷地面積:8,800平方メートル
延べ床面積:17,040平方メートル(冷凍自動倉庫部の仮想床等含む)
・倉庫部有効面積(1階・2階・4階)
冷凍庫:5,690平方メートル・収容能力16,873トン(冷凍自動倉庫・超低温庫含む)
冷蔵庫:5,548平方メートル・収容能力13,746トン(パーシャル含む)
定温庫:415平方メートル・収容能力126トン
洗浄室:155平方メートル
その他:456平方メートル(垂直搬送機・エレベーター等)
・事務所部面積(1~5階)
事務所:1,162平方メートル


(画像はプレスリリースより引用)

(ロジビズ・オンライン編集部)

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