三菱ふそうが新型モデル発表、6月から順次発売
三菱ふそうトラック・バスは6月4日、商用車では国内で初めて、左折する際の自動ブレーキなどの機能「アクティブ・サイドガード・アシスト1.0」を搭載した大型トラック「スーパーグレート」の新型モデルを発売したと発表した。
新機能は左折時にトラックの左型がドライバーの死角になりやすいため、レーダーで歩行者や自転車など検出すると運転席にランプで警告するとともに、さらに左方向へハンドルを操作したりウインカーを出したりすれば警報音で注意を喚起。巻き込む事故を防ぐのが特徴。
加えて、レーダーがトラックの左側で並走しているバイクなどを検知、走行を続けると衝突する恐れがあると判断すれば時速20キロメートル以下の領域で被害軽減ブレーキを作動、緊急停止させる。
先進的な運転支援機能として他にも、ドライバーの体調異常を検知すると、同じ車線内で車を停止させる機能「エマージェンシー・ストップ・アシスト」も備えている。
三菱ふそう親会社でドイツの商用車大手ダイムラートラックも6月、メルセデス・ベンツブランドの大型トラック「アクトロス」で、同様の機能を備えた新モデルの販売を始める予定。
「スーパーグレート」の新型モデルと、新機能のイメージ(三菱ふそうトラック・バス プレスリリースより引用)
(藤原秀行)