25年までの稼働めど、AIによる配送最適化やロボット導入も計画
セブン&アイ・ホールディングス(HD)が、首都圏2カ所で傘下のイトーヨーカ堂が手掛けているインターネットスーパー専用の物流施設を開設する方向で準備を進めていることが明らかになった。
ロボットなどの自動化・省人化技術を積極的に採用、大規模な業務効率化を図る計画。新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、ネット通販の利用が伸びているのに対応する。
既に千葉県と神奈川県でそれぞれ物流施設の開発用地を押さえているもよう。両施設は2025年までの本格稼働開始を目指しているようだ。
新施設はロボットの導入に加え、AIを駆使した配送ルートの最適化も検討しており、配送のリードタイムを短縮して競合のネットスーパーとの差別化を強化する。将来はイトーヨーカ堂のネットスーパー以外の商品も取り扱うことを視野に入れているとみられる。
(藤原秀行)