デカルト・データマイン調査、自動車や機械類が大きな伸び
米調査機関デカルト・データマインが6月21日発表した日本発着の海上コンテナ輸送量に関する最新調査結果(速報値)によると、アジア域内へのトランシップ分を含めた日本発米国向け(荷受け地ベース)は5月の輸送実績が前年同月比64・2%増の5万5344TEU(20フィートコンテナ換算)となった。プラスは3カ月連続。
新型コロナウイルスの感染拡大による打撃から持ち直しの兆候が続いている。見られる。5月は自動車関連が約2・8倍の1万749TEU、機械類が31・2%増の1万1754TEU。米国で新車販売が好調なことが追い風になった。母船直航分も83・3%増の4万497TEUだった。
5月分の母船直航分実績を主要6港別に前年同月比で見ると、東京港は43・1%増、名古屋港は2・4倍、神戸港は2・1倍など軒並み伸びた。
一方、米国発日本向け(復航、最終仕向地ベース)の4月分は前年同月比7・0%増えた。
(藤原秀行)