TRUST SMITH、複数の自動搬送ロボットを同時制御するシステムを開発

TRUST SMITH、複数の自動搬送ロボットを同時制御するシステムを開発

ピッキングとも連携、庫内スペース効率向上へ

AI・ロボティクスの技術を活用したソリューションを手掛ける東京大発のベンチャー、TRUST SMITHは6月25日、複数の自動搬送ロボット(AGV)が存在する環境下においても、AGV同士が衝突せず、最適なAGVに最短経路で自律走行させるシステム(群制御システム)を開発したと発表した。

今後は同システムをピッキングシステムと組み合わせることにより、物流倉庫内のスペース効率の向上に貢献していく。また、使用するハードウェアやソフトウェアをより安価に抑えることで、幅広い物流現場での導入を目指す。

※以下、プレスリリースより引用(一部、編集部で修正)

群制御システムの主な特徴

①他AGVとの動きを調整
AGV同士が共同で作業する空間で、お互いが衝突しない高度な回避機能が備わっている。

②目的地までの最適経路を自動で算出
センサから取得した情報を元に自身で地図を生成する。自己位置を常に把握しており、指示もしくはシステムとして事前に登録することで、目的地までの最適な経路を生成する。

③最適なAGVを選択
複数のAGVが存在する中で優先順位を決定することで、全体的によりバランスの取れた動きが可能となる。また、AGV全体の使用率のバランスも取ることも可能。

④ハードの種類に関係なく適応可能
ソフトウエアの適用は、AGVのハードはメーカー問わず対応可能であり、価格帯やユースケースに応じて最適なAGVを選定し、群制御を行うことが可能。

(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)

テクノロジー/製品カテゴリの最新記事