住所や氏名など、決済関連データは含まれず
NTTロジスコは7月2日、第三者から物流システムに不正アクセスを受けたことが判明したと発表した。
不正アクセスを受けたサーバー群の中に、同社がインターネット動画配信の視聴に必要なSTB(セットトップボックス)の配送など物流業務を受託するNTTぷららが含まれ、個人情報が流出した可能性があることを確認したという。
NTTロジスコによると、不正アクセスの被害が発覚したのは6月30日で、同社の千葉物流センターA棟とC棟(千葉県市川市)が被害を受けた。流出した可能性のあるNTTぷららの個人情報の件数は公表時点で最大800万件に上るとみられ、配送先情報に含まれる住所や氏名などの個人情報が外部に漏れた可能性があるという。NTTぷららの受託業務はA棟で実施していた。
クレジットカードなど決済に関する情報は含まれていないという。NTTロジスコは現在、サーバーを全て停止して被害状況と原因の把握を進めるとともに、対策を急いでいる。
(藤原秀行)