カナダのプロジェクト輸送に投入へ
日本郵船は7月29日、三菱商事、ALT DUAと共同保有する新造液化天然ガス(LNG)運搬船「Diamond Gas Victoria」 (ダイヤモンド・ガス・ヴィクトリア)が7月28日、現代三湖重工業(韓国)で竣工したと発表した。
同船はシンガポールの三菱商事子会社「Diamond LNG Shipping 6 Pte. Ltd.」向けに長期定期用船契約を締結しており、日本郵船グループの船舶管理の下、主にカナダのブリティッシュ・コロンビア州で三菱商事が参画するLNGカナダプロジェクトのLNG輸送に従事する。
同船には燃料油とボイルオフガス(航行中にカーゴタンク内で気化したLNG)を利用する最新の二元燃料低速ディーゼル機関「X-DFエンジン」や余剰ボイルオフガスを再度液化してカーゴタンクに戻すことが可能な再液化装置を搭載している。
カーゴタンクは容量17万4000立方メートルのメンブレン型で、優れた防熱性能をもつタンク方式を採用することで効率的で経済的な運航を実現する。
全長 : 297.16メートル
全幅 : 46.40メートル
総トン数 : 117,564トン
主機関 : X-DF
積載容量: 174,000m3
造船所 : 現代三湖重工業(韓国)
船籍 :シンガポール
(画像はプレスリリースより引用)
(ロジビズ・オンライン編集部)